×

NY株53ドル安、終値は1万1493ドル

2011年11月23日 8:37

 22日のアメリカ・ニューヨーク株式相場で、ダウ平均株価は前日比53ドル59セント安い1万1493ドル72セントで取引を終えた。

 22日は、アメリカ商務省が7月から9月期の実質GDP(=国内総生産)の改定値が前期比で2.0%増加したことを発表した。しかし、先月末に発表された速報値が2.5%だったため、結果的には大幅な下方修正となった。こうしたことから、ダウ平均株価の終値は前日比53ドル59セント安い1万1493ドル72セントだった。ハイテク株中心のナスダック総合指数は、前日比1.86ポイント安の2521.28。

 また、アメリカの中央銀行にあたるFRB(=連邦準備制度理事会)は22日、主要な銀行に対し、資産の健全性を審査する「ストレステスト」を始めたことを明らかにした。ヨーロッパでの信用不安が拡大する中、アメリカの金融機関の資産内容の透明性を高め、金融システムを安定化させる狙いがあるとみられる。