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原発から50キロの湯ノ岳断層は“活断層”

2011年11月22日 1:58

 「東京電力」は21日、福島第一原子力発電所から約50キロ離れた場所にある断層について、これまで活断層ではないとしていたものを詳しく調べた結果、活断層とみられると発表した。

 問題となっているのは、福島第一原発から約50キロの場所にある福島・いわき市の湯ノ岳断層。断層について東京電力は、これまで「原発の耐震評価で考慮すべき活断層ではない」としていたが、東日本大震災後の余震で動いたことから調査を行った。この結果、今から12万年前より後に活動した痕跡が見つかったことから、活断層と判断したという。

 東京電力は「湯ノ岳断層が活動しても、福島原発の安全上に影響はない」としているが、経産省の原子力安全・保安院は23日に現場調査を行い、東京電力の評価を検証することにしている。