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北朝鮮の核問題めぐり、日米韓が協議

2011年11月18日 9:37

 インドネシア・バリ島で17日、北朝鮮の核問題をめぐる日米韓の事務レベルの会合が開かれ、北朝鮮に対し、ウラン濃縮の停止など具体的な措置を引き続き求めていくことで一致した。

 会合には、杉山アジア大洋州局長、韓国・林聖男6か国協議首席代表、アメリカ・キャンベル国務次官補が参加。今年7月からこれまでに南北、そして米朝で行った協議を受け、あらためて今後の方針を話し合った。アメリカや韓国は核問題をめぐる6か国協議を再開する前提として、ウラン濃縮活動を停止するよう北朝鮮に求めているが、北朝鮮の国営メディアは今月、「軽水炉が稼働する日が目前に迫っている」と伝え、軽水炉の燃料となるウラン濃縮を続ける意思を示している。

 17日の会合では、こうした北朝鮮の動きに対し、今後も北朝鮮にウラン濃縮活動の停止などを求めていくことなどで一致した。また日本側からは、拉致問題について米韓にあらためて協力を求めたという。