×

大船渡市の吉浜地区で震災後初のアワビ漁

2011年11月18日 13:46
大船渡市の吉浜地区で震災後初のアワビ漁

 岩手・大船渡市三陸町の吉浜地区で18日朝、東日本大震災後初めてのアワビ漁が行われ、浜は活気付いた。

 全国一の水揚げを誇る岩手県のアワビ漁は1日に解禁されたが、時化が続き、沿岸南部で漁が遅れていた。古くから最高級の「吉浜(きっぴん)アワビ」の産地として知られる吉浜地区では、18日午前6時半から4時間、震災後初めての漁が解禁され、漁師が箱メガネで水中を見ながらカギのついた長い棒ですくい上げていた。

 県漁連によると、今月の県内のアワビの水揚げ数量は、漁船が確保できないことなどから135.9トンと去年の38%にとどまるものと予想されていて、価格は事前入札の結果、前年比で6割以上高くなっている。