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浸水地域で使える乗り物のコンテスト タイ

2011年11月17日 2:45
浸水地域で使える乗り物のコンテスト タイ

 洪水被害が続くタイ・バンコクで、浸水地域の住民が移動手段として活用できる乗り物のアイデアを競う政府主催のコンテストが開催された。

 浸水地域の住民は、金を払ってボートに乗るか、軍のトラックを利用するしか移動手段がないため、ボートの料金が高騰して問題となっている。

 そのため、タイ政府は被災地の住民が手作りできる乗り物のアイデアを募集し、コンテストを開いた。身の回りの材料で作れ、エンジンやガソリンを使わない乗り物が条件で、ポリタンクの上に自転車を載せた乗り物を作った大学生が優勝した。今後、政府が被災地域の住民に、この乗り物の作り方を教えるという。

 現在、バンコクの東部や西部では、広い地域で浸水が続いているものの、中心部に被害は出ていない。日本の外務省は16日、洪水被害が縮小に向かっているとして、渡航延期勧告が出ていたバンコク中心部の危険度を2段階引き下げた。