韓国の雑誌「週刊朝鮮」は、北朝鮮当局が０５年に作ったとする平壌市民の名簿に、拉致被害者・曽我ひとみさんと、夫・ジェンキンスさんが記載されていると明らかにした。

　週刊朝鮮はこれまでに、平壌の住民名簿を入手し、北朝鮮による拉致被害者・横田めぐみさんとみられる女性が含まれていると報じている。

　さらに、曽我さんとジェンキンスさんとみられる人物も記載されているとしている。曽我さんは北朝鮮での名前である「ミン・ヘギョン」と記載され、生年月日や国籍が一致した。また、結婚相手の欄には互いの名前が記されているという。

　ただ、曽我さん夫妻は名簿が完成したとされる０５年にはすでに日本で暮らしていた上、関係者によると、日本に帰国するまで平壌郊外に住んでおり、名簿にある住所には住んだことはない。また、結婚年月日も違っているという。