欧州信用不安和らぎ、NY市場ほぼ全面高に
7日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、ヨーロッパの信用不安が少し和らぐ結果となった。
7日のニューヨーク株式市場では、ギリシャが発端になった信用不安がイタリアにも波及するのではないかとの観測が市場で流れ、ダウ平均株価が値上がりと下落を繰り返した。市場の注目は先週まではギリシャだったが、今週はイタリアとなっている。
しかし、一連の危機を回避するために対応がとられるとの期待感が浮上したため、午後からの値上がりにつながった。最終的にはほぼ全面高の展開となり、ダウ平均株価は先週末比85ドル15セント高い1万2068ドル39セントで取引を終えた。
また、ハイテク株中心のナスダック総合指数は先週末比9.10ポイント高い2695.25だった。
市場関係者は、株の買い手にとって様子見の展開がしばらく続くと話している。