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園田政務官、原発処理水飲み安全性アピール

2011年11月1日 1:54
園田政務官、原発処理水飲み安全性アピール

 内閣府・園田政務官が10月31日、福島第一原子力発電所の敷地内に散布している低濃度の放射性物質を含む汚染水を処理した水を飲み、安全性をアピールした。

 園田政務官が飲んだのは、5・6号機の原子炉建屋に津波などが流れ込んでたまった水。園田政務官は、この水から放射性物質や塩分を取り除き、煮沸消毒したものをコップ半分ほど飲んだ。福島第一原発では、10月からこの水を敷地内に散布している。「東京電力」は「この水に含まれる放射性物質の濃度は海水浴場の基準値を下回っていて安全だ」と説明している。

 この水をめぐっては、一部の記者から「安全性を主張するなら水を飲んでみてほしい」などと要望が出ていた。園田政務官は「要望があったので飲んだが、これで安全性が証明されたとは思っていない。安全性はデータで示したい」と述べた。