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世田谷の高放射線量、以前は農協系短大

2011年10月31日 21:32
世田谷の高放射線量、以前は農協系短大

 東京・世田谷区のスーパーの敷地などから高い放射線量が検出された問題で、現場の土地には60年代に農協系列の「協同組合短期大学」と研究施設があったことがわかった。卒業生は「(Q放射性物質を使っていた?)全く想像できません」と話している。

 また、11月1日から現場を掘り起こし、放射性物質の特定を行うことが決まった。現場の地面はいずれもアスファルトに覆われていて、放射性物質に汚染された雨水や土などがたまるような場所ではない。高い放射線量が検出された原因について、原子力工学が専門の東京大学・寺井隆幸教授は「ガンマ線源が地面(下)にあるんじゃないか」と述べている。ガンマ線は放射線の一種で、波長が非常に短く、アスファルトも通り抜ける可能性があるという。