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東芝 93億円の支払い求め、防衛省を提訴

2011年10月31日 15:26
東芝 93億円の支払い求め、防衛省を提訴

 戦闘機を改修するための機材の開発をめぐり、防衛省から一方的に契約を解除されたとして、「東芝」が防衛省に対し、約93億円の支払いを求める訴えを起こしていたことがわかった。

 防衛省は、F15戦闘機を偵察機に改修するため、09年度までに、東芝に赤外線カメラなどの開発を約123億円で発注したが、今年2月、契約の解除を通告した。これに対し、東芝は「『開発が期限までに終わっていない』とされたが、防衛省が契約にない性能を要求してきたもので、契約解除は不当」として、今年7月、契約代金のうち約93億円の支払いを求め、東京地裁に訴えを起こした。

 防衛省は、「係属中の案件についてはコメントは控える」としている。