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国交省、台風被災の五條市大塔町で説明会

2011年10月31日 2:03
国交省、台風被災の五條市大塔町で説明会

 台風12号で被害が出た奈良・五條市大塔町宇井地区の住民が、被害の拡大はダムの放流が原因だと主張している問題で、国交省が30日夜、大塔町で説明会を開いた。

 説明会では、国交省の担当者が大塔町宇井地区の住民に対し、ダムの管理について説明した。被害の拡大は、熊野川上流にある猿谷ダムの放流が原因ではないかと詰め寄った住民に対し、国交省側が反論した。

 住民「なぜ、もっと事前に水位を下げてくれなかったのか。大きい雨と台風が来るのがわかっているのに」

 国交省の担当者「我々としても、そこまで雨が降るとは思っていなかった。猿谷ダムとしては適正に操作した」

 住民と国交省の言い分は平行線をたどったため、12月にも再びダムの運営状況について話し合うという。