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NY株、急伸 1万2000ドル台回復

2011年10月28日 8:39

 27日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、ユーロ圏の首脳会議でギリシャ支援への対応策が打ち出されたことや、アメリカの成長率が改善したことを好感して、ダウ平均株価は大幅に値を上げ、前日比339ドル51セント高い1万2208ドル55セントと約3か月ぶりに1万2000ドル台をつけて取引を終えた。

 また、ハイテク株中心のナスダック総合指数も前日比87.96ポイント高の2738.63だった。

 一方、円相場が再び戦後最高値を更新した。27日のニューヨーク外国為替市場では、円相場が一時75円67銭まで上昇し、戦後最高値を更新した。市場関係者は、日銀の追加金融緩和の中身が想定の範囲内だったことへの失望感から円買い・ドル売りが進んだと話している。また、日本政府による介入の動きが見られないことも円高に拍車をかけているとしている。