政府の中央防災会議は２８日、大規模な地震や豪雨災害など広域での防災対策を話し合う検討会「防災対策推進検討会議」の初会合を開いた。

　防災対策推進検討会議は、豪雨災害や、将来発生が予想される首都直下地震など、複数の地域にまたがるような大規模災害が発生した時の防災対策の充実や強化を話し合うもので、防災の専門家の他、関係閣僚も委員として参加している。

　防災対策推進検討会議では、災害対策基本法などの法律の改正案を作る他、想定を大きく超える災害が発生して自治体の機能が失われた場合の対応策を充実させたり、省庁を横断した防災対策を充実させたりすることを目指す。

　また、来年夏頃に最終報告をまとめ、法律改正などを進める考え。