×

ダウ平均株価、大幅上昇 162ドル高

2011年10月27日 9:08

 26日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は160ドル以上と大幅に値上がりして取引を終えた。

 26日のニューヨーク株式市場での注目は、EU(=欧州連合)首脳会議でヨーロッパの信用不安に対する対策がどうとられるのかという点に絞られた。会議では、銀行の破綻を防ぐための資本増強について、自己資本比率9%を達成すべきとして合意。さらに「ヨーロッパ金融安定化基金」の充実のために調整が続いているとの話が市場に広がったため、信用不安解消に向けた動きとして評価され、買いの材料になった。この結果、優良株で構成するダウ平均株価は、前日比162ドル42セント高い1万1869ドル04セントで取引を終えた。

 ハイテク株中心のナスダック総合指数は、前日比12.25ポイント高い2650.67となっている。

 一方、26日のイギリス・ロンドン外国為替市場で一時、1ドル=75円71銭を付け、またも円が戦後最高値を更新したが、市場は日本がどのような対策を打ち出すのか、その動向に注目している。