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NYダウが大幅反落 終値207ドル安

2011年10月26日 8:18

 25日のアメリカ・ニューヨーク外国為替市場の円相場は、一時、一ドル=75円73銭をつけ、戦後最高値を更新した。一方、急落して始まったニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、200ドル以上値を下げて取引を終えた。

 円が戦後最高値を更新した理由には、ヨーロッパの財務相会合がキャンセルされたことや、アメリカで発表された消費者景況感指数などの経済指標が市場の予想より悪かったことから、ユーロやドルを売って円を買う動きが進んだことが挙げられる。

 一方、急落して取引が始まった25日のニューヨーク株式市場は、ヨーロッパの信用不安の他に、化学など多角経営の「スリーエム」の決算も重しとなった。この結果、優良株で構成するダウ平均株価は、前日比207.00ドル安い1万1706ドル62セントで取引を終えた。また、ハイテク株中心のナスダック総合指数は、前日比61.02ポイント低い2638.42となっている。

 こうした中、市場では26日のEU(欧州連合)首脳会議が注目されている。