上半期貿易赤字1.6兆円 5期ぶり転落
東日本大震災の影響で、11年度上半期の貿易収支は5期ぶりの赤字となった。
財務省が24日に発表した11年度上半期の貿易統計によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は、1兆6666億円の赤字となった。大震災で工場や部品の供給体制が被災したことから自動車や電子部品などの輸出が落ち込んだ一方、原子力発電所の停止で火力発電所の燃料となる原油や液化天然ガスの輸入が増えたことが要因。
半期ベースでの赤字は、リーマンショックで世界的不況となった08年度下半期以来、5期ぶりとなる。