政府は２１日、東日本大震災の復興を柱とした１１年度第３次補正予算案を閣議決定した。

　規模は１２兆１０２５億円で、補正予算の規模としては過去２番目の大きさ。内訳は、被災地の自治体が土地の区画整理や住民の集団移転などを行う費用に１兆５６１２億円、復興費用などで地方が負担する分を国が手当する交付金に１兆６６３５億円などとなっている。震災復興には合計約９兆円が充てられる他、産業の空洞化対策など円高対策として約２兆円が盛り込まれた。

　政府は第３次補正予算案を２８日に国会に提出する方針。