TPP慎重派が集会 交渉参加反対決議採択
環太平洋経済連携協定(TPP)への交渉参加をめぐり、民主党や社民党の議員らが21日に集会を開き、交渉参加に反対する決議を採択した。
「TPPを慎重に考える会」の集会には、民主党と社民党、国民新党の国会議員約110人が出席した。採択された決議では、「農林水産業だけでなく、医療や食品の安全基準などにも多大な影響を与える」として、拙速な交渉参加に反対している。
一方、民主党の経済連携プロジェクトチームも21日午前から総会を開いている。野田首相は来月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)までに交渉に参加するかどうか結論を出したい考えで、プロジェクトチームも党内の意見集約を急いでいるが、調整は難航しそうだ。