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一票の格差是正に向け与野党協議会が初会合

2011年10月20日 1:23
一票の格差是正に向け与野党協議会が初会合

 衆議院議員選挙の「一票の格差」是正に向け、19日、「与野党 衆院選挙制度改革協議会」の初会合が開かれた。

 初会合には、民主・自民など与野党の9つの政党が参加した。09年の衆院選で最大2.3倍あった「一票の格差」について、最高裁が「違憲状態である」との判決を出したことを受け、与野党の協議会が開かれたもの。

 民主党は、今の選挙制度を維持するものの、各都道府県にまず1議席を割り振る「1人別枠方式」を廃止し、選挙区の区割りを見直すことで格差を是正する考え。一方で、マニフェストにも明記している「議員定数の削減」については、与野党の間で意見の隔たりが大きく、先送りされる見通しが高まっている。

 民主党は20日から始まる臨時国会に法案を提出する方針で、自民党も基本的にこれに同調している。しかし、公明党や共産党などは「今の選挙制度を抜本的に見直すべきだ」と主張しており、調整は難航しそうだ。