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警察庁・片桐新長官「暴力団対策に全力を」

2011年10月17日 21:55
警察庁・片桐新長官「暴力団対策に全力を」

 17日に警察庁長官が交代し、片桐裕新長官(60)と安藤隆春前長官による事務の引き継ぎが行われた。

 片桐新長官は、東京大学を卒業後、75年に入庁、総務課長や生活安全局長を歴任してきた。警察庁次長の際には、去年、横浜で行われたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の警備対策の責任者として指揮に当たった。

 片桐新長官は就任会見で、「正しいの『正』、強いの『強』、思いやりは論語の言葉を借りて『仁』、『正』『強』『仁』の警察を確立すべく努力をしていただきたい」と意気込みを語った。

 また、暴力団対策については、「いささかも手を緩めることなく強力に推進する。検挙・取り締まりと暴力団排除活動の両面から、全力を尽くして取り組んで参りたいと考えています」と述べた。さらに、暴力団対策法改正については「今後の暴力団対策にしするような改正の内容を盛り込み、それを法案として成就させたい。そのために全力を挙げたい」としている。

 片桐新長官はこの他、サイバー犯罪対策や災害への対応についても抱負を述べた。