参院自民党人事、ようやく決着
2度にわたって人事案が否認され、混迷していた参議院自民党人事は、中曽根参議院議員会長が6日の特別総会で、幹事長に溝手元国家公安委員長を、政審会長に岩城元官房副長官を起用し、脇国対委員長を留任させる人事案を提示し、了承された。
人事をめぐっては、中曽根執行部に反発する町村派や古賀派らの議員が溝手氏の起用を求めて署名を集めるなど、中曽根会長と対立し、人事案が了承されない異例の状態が続いていたが、最終的には中曽根会長が全面的に譲歩する形で決着した。
また、谷垣総裁は、新たに作った総裁特別補佐のポストに逢沢前国対委員長を、幹事長代理に小渕元少子化相を起用し、新体制がスタートした。