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野田首相が会見、復興増税に理解求める

2011年9月30日 22:51
野田首相が会見、復興増税に理解求める

 臨時国会が30日に閉幕したのを受け、野田首相は同日午後に会見し、東日本大震災復興のための増税に理解を求めた。

 野田首相「負担を次の世代に先送りするのではなくて、今を生きる世代全体で連帯して分かち合うことを基本とする。この私どものまとめた考え方をぜひともご理解をいただきたい」

 また、11年度第3次補正予算案については「復旧復興の加速、円高対策実行のため一日も早くとりまとめたい」と述べ、与野党協議にあたって「よい提案があれば虚心坦懐(きょしんたんかい)に耳を傾けたい」と強調した。その上で「なるべく早く次の臨時国会を召集したい」としている。

 一方、埼玉・朝霞市の公務員宿舎の建設問題については「現場に行って自分なりの考えをまとめ、最終判断をしたい」と述べ、建設の見直しを示唆した。この問題をめぐっては、自民党などの野党が建設に強く反対している他、与党・国民新党の亀井代表も政府の対応を批判していた。