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臨時国会閉会へ 与野党の攻防は続く見通し

2011年9月30日 15:39
臨時国会閉会へ 与野党の攻防は続く見通し

 野田政権初の臨時国会は30日に閉会する。しかし、11年度第3次補正予算案と民主党・小沢元代表の証人喚問をめぐり、与野党の攻防は続く見通し。

 国会内では30日朝、与野党の幹事長が会談した。この中で自民党など野党側は、元秘書3人が政治資金規正法違反事件で有罪判決を受けた小沢元代表について、証人喚問などを実現する考えがあるのか民主党の姿勢をただした。これに対し、民主党・輿石幹事長は「重く受け止めて対処したい」と答えたが、野党側は納得せず、来週再び幹事長会談を行うことになった。

 自民党・石原幹事長「ただ重く受け止めて対処というだけで何もしないのでは済まないということは、念押しをさせていただいた」

 民主党は、東日本大震災からの復興に向けた11年度第3次補正予算案について、野党側との政策協議に直ちに入りたい考えだが、自民党は慎重な構え。

 自民党・谷垣総裁は、新しい執行部体制を30日に発足させる考えで、石破政調会長に代わって茂木元金融・行革相を起用する方向。留任が固まった石原幹事長、大島副総裁と共に民主党とどういう関係を作っていくのか、野党・自民党も問われることになる。