×

脱獄した殺人犯を41年ぶりに拘束

2011年9月29日 11:46

 70年にアメリカの刑務所から脱獄し、72年に旅客機をハイジャックしてアフリカに逃亡していた殺人犯が26日、ポルトガルで身柄を拘束された。

 41年ぶりに身柄を拘束されたのは、ジョージ・ライト受刑者(68)。62年にアメリカ・ニュージャージー州で殺人を犯したライト受刑者は、70年に刑務所から脱走した後、72年に5人組で旅客機をハイジャックし、身代金100万ドルを受け取ってアルジェリアに向かった。その後、アルジェリア当局がライト受刑者らを釈放して行方がわからなくなり、FBI(=アメリカ連邦捜査局)が行方を捜していた。

 逃亡先となったポルトガルで、ライト受刑者を知る住民は「近所の誰とでも親しく付き合っていて、そのような人物だったとは思わなかった」と話している。