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与野党、次期臨時国会の早期開会などで一致

2011年9月29日 17:01
与野党、次期臨時国会の早期開会などで一致

 29日朝、与野党の国対委員長が国会で会談し、30日に会期末を迎える今国会は予定通り閉会し、次の臨時国会をできるだけ早く開くことで一致した。

 野党側が求めていた国会の会期延長について、民主党・平野国対委員長は、これには応じず、30日に予定通り閉会する考えを伝えた。その一方で、閉会中でも震災復興特別委員会の集中審議を行うことや、11年度第3次補正予算案の審議の前に衆参の各委員会での閣僚の所信表明と質疑を行うため、できるだけ早く次の臨時国会を開く考えを伝え、野党側も受け入れた。

 また、自民党・逢沢国対委員長は、民主党・小沢元代表の元秘書・石川知裕衆議院議員らに執行猶予がついた有罪判決が出たことを受け、小沢元代表の証人喚問や、すでに野党側が提出している石川議員の辞職勧告決議案を採決するよう求めた。しかし、平野国対委員長は慎重な姿勢を崩さなかった。

 野党側は、小沢元代表の「政治とカネ」をめぐる問題について、民主党の方針を明確にするよう強く求めており、近く与野党の幹事長・書記局長会談を開き、あらためて話し合うことになった。