２７日に列車の追突事故を起こした中国・上海の地下鉄は、２７日夜のうちに運転を再開させた。しかし、２８日朝は一部区間での運行が中止され、利用客に影響が出ている。

　事故が起きた路線では、事故から４時間後には運転が再開されていた。しかし、市民から安全性を疑問視する声が強まったことなどを受け、上海市政府は急きょ、事故現場付近の一部の区間については、２８日朝から運休することにした。

　７月の高速鉄道に次いで再び起きた鉄道事故で、当局としては慎重な対応に転じたともいえるが、突然の運休は、当局の場当たり的な対応を印象づけている。