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法相の移転反対発言、「閣内不一致」と追及

2011年9月27日 19:03
法相の移転反対発言、「閣内不一致」と追及

 27日の衆議院予算委員会で、平岡法相が在日アメリカ軍の再編に伴う空母艦載機の山口・岩国基地への移転に反対すると発言したことが取り上げられた。

 自民党・河井克行議員「平岡法相は『政治家としては(移駐に)反対の気持ちは変わらない』と言っている。野田内閣が本気で再編を進める気があるのか疑問です」

 平岡法相「あくまでもその部分は政治家個人としての気持ちを発言したが、その後に『今、なすべきは空母艦載機の岩国への移駐によって影響を受ける住民の声を政府に届けることだ』とも申し上げている」

 河井議員「明確にお尋ねする。日米合意に基づくアメリカ軍再編には賛成か、反対か」

 平岡法相「艦載機の移駐については、河井議員もご存じでしょ。当時の自公政権が(山口県)岩国市に対して建設中だった岩国市庁舎の補助金45億円を無理やりカットするという暴挙に出たのは、一体どっちの政権だった。そういう経緯を考えて」

 平岡法相は、空母艦載機の岩国移転について「議論の結果、政府が決めたことについては従います」と述べたが、河井議員は納得せず、「閣内不一致だ」と厳しく批判した。