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小沢氏元秘書に有罪判決 首相コメントせず

2011年9月26日 18:09
小沢氏元秘書に有罪判決 首相コメントせず

 26日の衆議院予算委員会の自民党・石原幹事長の質疑の途中で、民主党・小沢元代表の資金管理団体による土地の購入をめぐり、政治資金規正法違反の罪に問われた元秘書3人に執行猶予のついた有罪判決が言い渡されたという情報が入り、石原幹事長は野田首相に次のように質問した。

 石原幹事長「秘書全員が政治資金規正法違反で有罪となった事実は重く、その親たる政治家、すなわち小沢一郎元代表の政治責任は極めて重いと認識している。首相はこの事実をどのように受け止め、現在、民主党で党員資格停止中の小沢元代表に対し、責任をとり、速やかに議員辞職を求めるなど、民主党代表として指示をしたらいかがでしょうか?」

 野田首相は「政府の立場として司法の判断についてコメントすることは差し控えたいと思うし、司法の判断の内容も詳しく承知していないので、なおさらコメントすることはできません」と述べ、判決の受け止めや自身の考えについては言及しなかった。

 しかし、野党側は小沢元代表の証人喚問を求める声を強めている。

 石原幹事長「管理者としての小沢元代表の責任というのは極めて重い。やはり議員辞職に値する。そして本当のことを語られていないので、これからも証人喚問を求めていきたいと思っている」

 みんなの党・渡辺代表「秘書という自分の分身が犯罪行為に加功(加担)したと。その政治的責任、監督責任は免れない」

 野党側は、小沢元代表自身が国会で説明責任を果たすべきだと主張しており、民主党の対応が問われることになる。