×

“土砂ダム決壊”を警戒 十津川村から中継

2011年9月19日 17:50
“土砂ダム決壊”を警戒 十津川村から中継

 台風15号の影響で、紀伊半島では再び激しい雨が降るおそれがあり、奈良県と和歌山県にある5つの「土砂ダム」は決壊のおそれがあるとして、厳重な警戒が続いている。奈良・十津川村から、読売テレビ・宇田洵子記者が中継。

 奈良県内で決壊のおそれがある土砂ダムは4か所あり、現在のところ、決壊したとの情報は入っていない。台風15号の接近に伴い、十津川村は奈良・五條市赤谷地区にある土砂ダムの決壊を警戒し、3つの地区を警戒区域に指定した。現在、45世帯85人が避難しており、原則、住民の立ち入りが禁止されている。

 一方、18日からの晴天で、十津川村神納川地区の3つの集落では孤立状態が解消されたが、新たな雨の接近に住民は不安を隠せない様子だった。十津川村には19日午後1時20分頃に大雨注意報が出され、重里集落には避難勧告が出されるなど、村では高台に逃げるよう臨時放送を行い、警戒を強めている。

 近畿地方南部では、台風15号の影響で20日夕方までに多いところで200ミリの雨が予想され、それ以降も激しく雨が降ると予想されている。