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福島原発事故の課題がテーマ…学会が大会

2011年9月19日 13:50
福島原発事故の課題がテーマ…学会が大会

 日本国内の原子力の専門家が集う日本原子力学会の秋の大会が19日、北九州市小倉北区で開かれている。福島県の原発事故の課題などが主なテーマとなっている。

 日本原子力学会には、国内の企業や大学などの原子力の専門家が所属している。

 冒頭、東京工業大学の二ノ方壽教授が「福島第一原発の現状と見通し」について講演した。二ノ方教授は「格納容器が破損しているので、新たな地震などが起きると、放射性物質がさらに拡散するおそれがある」と指摘し、「一日も早い収束が望まれる」と話した。

 大会は22日まで開かれ、福島第一原発に関する会議などは一般にも公開される。