×

海上保安庁、大規模な油の除去訓練 千葉

2011年9月15日 20:42
海上保安庁、大規模な油の除去訓練 千葉

 東日本大震災で海に大量の油が流出するなどの被害が出たことを受け、海上保安庁は15日、千葉・袖ケ浦市沖の海上で大規模な油の除去訓練を行った。

 海上に流出した油を除去する想定訓練は、15日午前9時から袖ケ浦市沖で行われ、海上保安庁の巡視船など10隻と約130人の隊員が参加した。9年ぶりに行われた大規模訓練は、海上に漂流する1500トンを除去する想定で行われた。流出した油をオイルフェンスで囲い、新たに導入した大型の除去装置で油を処理する方法がとられ、隊員らは本番さながら真剣に作業に取り組んでいた。

 海上保安庁の担当者は、「大規模災害に有効な大型の除去装置を導入して訓練することで、実際の流出被害を最小限にくいとめたい」などと話していた。