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狭山茶 全銘柄で出荷と販売を自粛、検査へ

2011年9月14日 22:07
狭山茶 全銘柄で出荷と販売を自粛、検査へ

 厚労省の抜き打ち検査で、埼玉県産の茶から国の暫定規制値(一キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されたことを受けて、埼玉県と埼玉県茶業協会は14日、狭山茶の全銘柄について、安全性が確認されるまで出荷と販売を自粛することを決めた。

 今後、埼玉県と埼玉県茶業協会が合同で1か月以内に狭山茶の全銘柄となる約2500銘柄の検査を行い、安全性を確認したものから流通させるという。

 埼玉県では、早い段階で摘み取りが行われる「若芽・早摘み」の茶葉に対する厚労省による抜き打ち検査で、国の暫定規制値を超える放射性セシウムが検出された。また、厚労省の抜き打ち検査が行われるまで若芽・早摘みの茶葉の検査を行っておらず、このことについて「あらゆる可能性を考慮した調査を行うべきであり、猛省する」と話している。