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孤立住民の救出活動続く 三重・紀宝町

2011年9月6日 12:29
孤立住民の救出活動続く 三重・紀宝町

 台風12号による大雨の影響で住民が孤立した三重・紀宝町で、6日朝から自衛隊が出動し、住民の救出活動を行っている。

 紀宝町では、相野谷川の氾濫などのため、浅利地区などの住民147人が孤立した状態になっている。自衛隊による救出活動は6日朝から再開され、孤立した地域の住民をヘリコプターで近くの運動場まで運び出した。自衛隊によると、この地区からはこれまでに20人が救助されたという。

 一方、紀宝町北桧杖地区では、土砂崩れなどの影響で道路が寸断されており、老人ホームの入所者96人が取り残されている。6日午前10時過ぎには、100歳代の女性が自衛隊に救出された。

 紀宝町では停電や断水が続いており、自衛隊は救出を急いでいる。