６日の東京株式市場で日経平均株価は３営業日連続で値を下げ、今年の最安値を下回った。終値は前日比１９３円８９銭安い８５９０円５７銭だった。０９年４月２８日以来、約２年４か月ぶりの安値水準。

　ヨーロッパの債務問題に対する懸念から、前日のヨーロッパの株式市場で株価が下落した流れを受け、６日の東京株式市場でも取引開始から売りが先行した。午後に入り、アジアの株式市場でも相場が下落したことから、投資家のリスク回避姿勢が強まった。また、外国為替市場では、円相場が１ユーロ＝１０７円台となるなど、円高が進んだことから輸出関連株が売られ、「ソニー」や「東芝」などは年初来安値を更新した。

　東証１部の売買代金は概算で１兆２７４８億円、売買高は２１億１３２万株。