政府批判の大衆紙、共産党の管理下に 中国
中国の高速鉄道事故で政府批判を展開するなど、独自の報道で人気が高い北京の大衆紙が、共産党の直接の管理下に置かれた。メディア統制強化の一環とみられる。
共産党の直接の管理下に置かれたのは、北京で人気の大衆紙「新京報」など2つの新聞。新京報は、政府発表だけでない独自の報道で人気が高く、先月に起きた高速鉄道の事故では政府批判を展開していた。
3日付の紙面で「政策や資金などの面でサポートを強化するため」と説明しているが、党が進めるメディア統制強化の一環とみられる。