千葉県が行ったコメの放射性物質検査で、県内５２市町村の全ての調査ポイントで国の暫定規制値を大幅に下回ったことを受け、森田健作県知事が１日、安全宣言をした。

　県は先月４日から、県内５２市町村の３１９地点のコメについて、放射性物質の予備調査と本調査を行っていた。検査の結果、国が定めた放射性セシウムの暫定規制値は５００ベクレルだが、ほとんどの地点で検出されず、最大でも白井市で検出された４７ベクレルと暫定規制値を下回った。これを受け、県は、全ての市町村で収穫されたコメの出荷自粛要請を解除した。

　森田知事は「千葉県産のコメを安心して食べてほしい」と話している。