ロンドンオリンピックアジア最終予選で、サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は来月１日、タイとの初戦に臨む。３０日は、両チームともに実戦を意識した練習を行い、最終調整に入った。

　２９日の練習は大雨と雷で中止となったため、３０日が開催地・中国に入って初めての本格的な練習となった。実戦を意識した紅白戦では、ワールドカップで活躍した川澄奈穂美選手がゴールを決め、タイ戦に向けて順調な仕上がりを見せていた。

　川澄選手「（ワールドカップで）優勝したその日から、一人一人、選手はロンドン（五輪）の予選に向け、気持ちは切りかわっている。すごくいい状態で調整できている」

　一方、初戦の相手・タイ代表も３０日、現地で初めての練習を行った。世界ランキングは日本が４位で、タイは２８位。格上の日本との対戦を想定し、ほぼ全てを守備の連携の確認に費やす練習内容となった。

　来月１日から１１日間で５試合を戦い、なでしこジャパンは３大会連続の五輪出場を目指す。