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請求放棄、内容認めたに等しい~新潮社

2011年8月30日 18:18
請求放棄、内容認めたに等しい~新潮社

 民主党・横峯良郎参議院議員が、「週刊新潮」の記事で賭けゴルフをしたなどと報じられて名誉を傷つけられたとして、「新潮社」などに損害賠償を求めていた裁判で、横峯議員は30日、請求を放棄する手続きを取った。一方、新潮社側は「請求を放棄するということは、記事の内容を認めたに等しい」とコメントしている。

 横峯議員は07年、週刊新潮に報じられた賭けゴルフや愛人問題について名誉を傷つけられたとして、新潮社などに損害賠償を求めていた。

 横峯議員は一審で敗訴した後も「記事は事実でない」として控訴審で争っていたが、30日、請求を放棄する手続きを取った。請求の放棄は、自らの主張に理由がないと認めたことになるが、横峯議員は「暴力団とゴルフをしたとかそういう事実はないと争っていたわけですよ。訴えるんだけど、なかなか聞いてもらえない。それを4年間やってきたわけですよ。裁判を」と主張した。また、請求放棄の理由について裁判が長引いたことを挙げ、「事実関係については別の裁判で争うことにした」と説明した。