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菅内閣が総辞職 野田新首相誕生へ

2011年8月30日 13:17
菅内閣が総辞職 野田新首相誕生へ

 菅内閣は30日朝の閣議で総辞職した。国会では30日午後、衆参両院で首相指名選挙が行われ、29日に民主党の新代表に決まった野田佳彦氏が首相に指名される運び。

 菅内閣は30日朝の閣議で総辞職した。去年6月の政権発足から約1年2か月、菅首相の在任期間は30日で449日となる。

 安倍内閣以降、毎年、首相が代わる状況は今年も繰り返された。菅首相は民主党代表選挙に出馬した鹿野農水相と海江田経産相と目を合わせ、ねぎらうように一礼した。

 また、菅首相は退陣にあたって談話を発表し、東日本大震災と福島第一原子力発電所事故の対応について「必ずしも十分な対応ができなかった点については、大変申し訳なく思っております」「新内閣の下で、大震災から日本が力強く再生することを願ってやみません」と述べている。

 海江田経産相「(代表選を)やっぱり私は戦ってよかったと思います。その結果が敗北であっても、戦うことで次の展望が開けてくるのではないか」

 鹿野農水相「民主党政権として何としても国民の信頼を取り戻して、これは野田首相に期待することではなく、民主党が全体としてやり遂げていかなければ」

 枝野官房長官「短いような気もする一方で、東日本大震災があったこともあり、実感としては3年くらい官房長官をやっていたのかなあと」

 30日午後には、国会で野田新代表が第95代の首相に選出される運び。