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ダウ平均322ドル高、今年3番目の上げ幅

2011年8月24日 9:25

 23日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価の終値は前日比322ドル11セント高い1万1176ドル76セントと、今年3番目の上げ幅となった。また、ハイテク株中心のナスダック総合指数は前日比100.68ポイント高い2446.06ポイントで取引を終えた。

 連邦預金保険公社が23日に発表した4~6月の問題の金融機関数は865社となり、前期(1~3月)の888社から減少した。減少は約5年ぶり。最近、乱高下を続ける株式相場だが、市場に投機マネーが戻ってきたという指摘もある。

 26日にはアメリカの中央銀行にあたるFRB(=連邦準備制度理事会)のバーナンキ議長が講演を行う予定で、追加の景気刺激策への期待も買い優勢の一因とみられている。

 一方、外国為替市場の円相場は、介入警戒感がくすぶる中、1ドル=76円台半ばで推移している。