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尖閣沖で一時、中国の漁業監視船が領海侵入

2011年8月24日 12:18
尖閣沖で一時、中国の漁業監視船が領海侵入

 沖縄・尖閣諸島沖で24日朝、中国の漁業監視船2隻が、日本の領海内に入った。現在は領海の外に出て、海上保安庁が監視している。中国の漁業監視船が日本の領海に入ったのは初めてだという。

 第11管区海上保安本部によると、24日午前6時半過ぎ、尖閣諸島久場島沖の日本の領海内に、中国の漁業監視船2隻が侵入した。海上保安庁の巡視船が無線で退去を求めたところ、監視船側は、「魚釣島周辺は中国固有の領土であり、法にのっとり、公務を行っている」と応答したという。

 2隻は現在、日本の領海の外に出て周辺の海域を航行しており、海上保安庁は巡視船と航空機で警戒・監視を続けている。