２４日の東京株式市場で、日経平均株価は値を下げた。終値は、前日比９３円４０銭安い８６３９円６１銭。

　前日、アメリカ・ニューヨーク株式市場が大幅高となった流れを引き継ぎ、東京株式市場でも買い注文が先行した。一時は、日経平均株価が８８００円台を回復する場面もあった。しかし、円高基調に加え、アメリカの経済指標の悪化など景気の先行きを不安視する流れから、買いが一巡した後は売りが出て下げ幅を広げた。結局、幅広い銘柄で値を下げ終値は、３月１５日につけた年初来の安値に迫って取引を終えた。

　また、寄りつき前にアメリカの格付け会社が日本国債を１段階引き下げたことについては、市場への影響は限定的だった。

　東証１部の売買代金は概算で１兆３３９２億円。売買高は概算で２１億８０９４万株。