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一時停止の新浄化装置、部品交換作業を完了

2011年8月23日 18:09
一時停止の新浄化装置、部品交換作業を完了

 福島第一原子力発電所で、新たに導入された放射性物質を含む汚染水浄化装置から非常に高い放射線量が計測され、約13時間、運転が停止するトラブルがあった。「東京電力」は、23日朝からあらためて部品を交換する作業を行い、午後3時過ぎに完了したという。

 トラブルがあったのは、18日に導入された「東芝」製の汚染水浄化装置「サリー」。東京電力によると、22日午前7時から装置を一時停止して、放射性セシウムを吸着する部品を初めて交換する予定だったが、配管の一部から一時間当たり約3シーベルトという非常に高い放射線量が計測された。

 このため、部品の交換を中断し、水で配管の中の放射性物質などを洗い流す作業を続けたところ、22日午後8時過ぎに線量が下がり、装置の運転を再開した。汚染水の浄化は約13時間、停止したことになる。