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浄化装置「サリー」から高い放射線量検出

2011年8月23日 1:10

 福島第一原子力発電所で導入された放射性物質を含む汚染水の浄化装置で、毎時約3シーベルトという非常に高い放射線量が検出された。

 毎時約3シーベルトの高い放射線量が確認されたのは、新たに導入した「東芝」製の汚染水浄化装置「サリー」。サリーは今月18日に運転を始めたばかりで、「東京電力」は21日、初めて放射性セシウムを吸着する部品を交換する予定だった。そのため、浄化装置を一時停止して配管を水で洗い流す作業を行ったところ、配管の一部から一時間あたり約3シーベルトという高い放射線量が検出されたという。

 配管の中に放射性物質がたまっているとみられていて、線量を下げないと部品の交換ができないため、東京電力は配管を水で洗い流す作業を続けている。