東日本大震災の津波で大きな被害を受けた宮城・岩沼市で栽培され、収穫されたトマト約５００個が２１日、都内で配られた。

　津波で塩害の影響を受けた農地でも育てられる作物がないかと、東京大学や非営利組織（ＮＰＯ）などの協力の下、岩沼市の農家で今年６月、試験的にトマトが植え付けられた。

　収穫されたトマト約５００個は２１日、東京・京橋で通行人に配布された。農家などは、このトマトを「復興トマト」と名付け、市の農業復興のシンボルの一つにしたいと話している。