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新浄化装置・サリー稼働で処理量1.5倍に

2011年8月20日 23:54
新浄化装置・サリー稼働で処理量1.5倍に

 福島第一原子力発電所に新たに導入された、放射性物質を含む汚染水の浄化装置「サリー」(国産)が単独運転を開始し、「東京電力」は20日、処理量が1.5倍に増えたと発表した。

 サリーは19日から単独での運転を始め、これにより、他の浄化装置とあわせた処理量が一時間あたり45トンから70トンに増えた。当初は、汚染水の濃度を最大100万分の1にまで低減できると見込まれていたが、ポンプの負担などが原因で5万分の1程度となっている。しかし、東京電力は、問題のないレベルだとしている。

 また、事故後に海水が注入された4号機の使用済み燃料プールでは、20日から塩分除去装置が本格運転を始めた。