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熊本・八代市で記録的大雨 浸水や不明者も

2011年8月16日 22:01
熊本・八代市で記録的大雨 浸水や不明者も

 熊本・八代市では13日から雨が降り続いており、3日間の降水量だけで8月の平均降水量の約2.3倍となっている。この記録的な大雨により、被害が出ている。

 熊本県内は、湿った空気が流れ込んだ影響で、14日から16日にかけて激しい雨が降った。特に八代市では、降り始め(13日午後7時)から16日午後5時までの雨量が438ミリに達し、わずか3日間で8月の平均降水量の186.3ミリを大きく上回った。

 この雨で、八代市では20棟が床下浸水し、同市日奈久大坪町のみずほ保育園では裏の用水路が氾濫した。山都町では、用水路に流されたとみられる男性が行方不明となっている他、相良村では、土砂崩れのため、12世帯22人が一時孤立した。

 熊本県内では、17日夜にかけても局地的に雷を伴った激しい雨が降るおそれがある。特に八代市では、これまでの雨で地盤が緩んでいるため、気象台は土砂災害への厳重な警戒を呼びかけている。