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日本産サバを韓国産と偽装、販売 業者摘発

2011年8月12日 21:35

 日本産のサバを韓国産と偽装して販売した疑いで、韓国の取扱業者が摘発された。

 韓国・釜山市の特別司法警察課によると、業者らは、東日本大震災前に日本からサバ61トンを輸入した。震災後、福島第一原子力発電所事故による風評被害で日本産のサバが売れにくくなったため産地を韓国と偽装、韓国で販売した他、市価約270万円相当を日本に輸出した疑いが持たれている。

 釜山市は、原発事故以降、日本産の水産物の原産地を偽る事例が増えているとみて、5月から7月まで業者の特別点検を行った。

 釜山市は、業者の代表らを近く「農水産物原産地表示法」違反などの容疑で書類送検する方針。