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東京高検と東京地検の新トップが抱負

2011年8月12日 22:05
東京高検と東京地検の新トップが抱負

 東京高検と東京地検の新しいトップが12日、就任にあたっての決意を語った。

 「国民の検察に対する期待に応えられるよう、誠心誠意、努力して参りたい」-東京高検のトップである検事長に就任した小津博司氏はこれまで、法務省で刑事局長や事務次官などを歴任している。

 また、特捜部を抱える東京地検のトップである検事正には、渡辺恵一氏が就任した。渡辺氏は東京地検と東京高検の要職を歴任し、特捜部の在籍経験もある。

 渡辺氏「今、一番大事なことは、検察に対する信頼を取り戻すこと。私は、現場を預かる者として、改革のための方策を着実に実行に移したい」

 渡辺氏は12日の就任会見で、特捜部の改革について「時代に応じて組織は見直す」と話し、検事自身の意識改革が改革の第一歩であると強調した。