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西條剛央氏「自分の中のリミッターを外せ」

2011年8月9日 21:14
西條剛央氏「自分の中のリミッターを外せ」

 東京・港区の日本テレビで9日、日本テレビの報道番組がニッポンの難題に取り組む「action!日本を動かすプロジェクト」の無料トークライブイベントが開かれ、東日本大震災の支援活動に取り組む早稲田大学大学院MBA講師・西條剛央氏が登場した。

 西條氏は、東日本大震災の被災者にとって本当に必要とする物資が被災者の手元にしっかり届く環境を整備したり、仕事を失った人のために重機免許取得の支援をしたりする取り組みを行っている。また、旅行会社と組んでボランティアツアーの企画なども行っている。

 西條氏は、こうした様々な支援活動を行う「ふんばろう東日本支援プロジェクト」の中心人物で、会場にいた学生らに対し、自分ではできないと勝手に心の中で思い込んでしまう「自分の中のリミッター」を外し、挑戦してみることの大切さを伝えた。

 西條氏自身も「以前は自分の中にリミッターがあった」というが、東日本大震災で叔父を亡くしたことをきっかけに被災地を見て、「被災者支援のためにやれることは全てやってみよう」と、「自分の中のリミッター」を外し、支援の取り組みを始めたという。また、「人に迷惑をかけなければ何をやってもいいので、失敗を恐れず挑戦してほしい」と来場者に熱く語った。

 活動方法については、既成概念にとらわれることなく、「状況と目的を見定め、その状況と目的にしっかりと合った方法であれば通用する。本質を忘れないことが大切である」と強調した。

 イベントは12日まで、午前11時から正午まで連日行われる。